小江戸川越バーチャル散策
~すべてを読み解けば、きっとあなたは導かれる~
ファミリー編

ファミリー編イラスト

「意外と近いんだな、川越って。」

私もそう思っていたところだ。自宅のある茨城から一時間ほどだろうか。圏央道が出来たのでずいぶん行きやすくなったとは聞いていたけれど。

今日は最近テレビでよく見かける小江戸川越に、ドライブがてら娘を連れて家族で遊びに来た。

「着いたの~?ここどこ~?何するの~?」 質問だらけは娘の花音(かのん)だ。今は覚えたてのひらがなを書くのに夢中で、なんでもお気に入りのピンクのメモ帳に書き込む。

「ここは川越。」と言えば、「こ・こ・は・か・わ・ご・え」と書く。メモ帳は幼い字で埋めつくされている。

駅近くのコインパークに車を停めて、まずは子供が楽しめそうなところから回り始めることにした。

風船を持つ子供イラスト

「おー、観覧車かぁ!懐かしいなぁー。花音、乗ろう、乗ろう!」 え?パパが一番はしゃぐ?

川越の地元デパート丸広百貨店の屋上には、とうとう全国で唯一となってしまったレトロ観覧車が、今も家族連れやカップルを楽しませている。

屋上でひとしきり遊び、お子さんにとサービスで黄色い風船をもらった。花音は大喜びだ。

デパートのある賑やかな商店街クレアモールを、蔵づくりの町並みの方へ進む途中に「あかりや」があるはずだ。うどんなども食べられる甘味処だが、一度来てみたかった理由がある。

「花音、おうどん好き~」

「パフェとかもあるぞ、花音。いや、おしるこも…クリームあんみつ…迷うなぁ。」

「実はここね、花音が一歳の時のお祝いに使った『一升餅』をネットで取り寄せたお店なのよ。ママ、一度来てみたかったんだ。」

「そうだったのか。あれは可愛かったなぁ、お餅を背負ってよちよち歩きで。最後に尻もちついてな。じぃじやばぁばも一緒に喜んでいたな。」

そうだった。花音は覚えていないだろうが、健やかな成長を家族みんなで祈願したおかげかな、ほんとに元気に大きく育ってくれた。

祈願といえば気になる神社が近くにあったっけ。その名も「出世稲荷神社」。あからさまかしらと思ったけど、パパは気づいてなさそう。

「ここの大イチョウ、すごいよなぁ。樹齢600余年だってさ。」

山登りが趣味なだけあって、パパは神社の入口にそびえる大木にくぎ付けだ。でもやっぱりちゃんと出世してもらわなくちゃ。『神様よろしくお願いします!』

散策マップを頼りに路地を抜けて、川越大師としても有名な喜多院の裏手に着いた。「どろぼうはし」というユニークな名前の橋を渡れば境内だ。

「どろぼうって悪い人なんでしょう?こわいねー。」

「でもこのお寺で良い人になったんだって。お参りしていこうね。」

「ふ~ん。」

新緑の木々に囲まれ、広々と開放的でありながらも厳かな境内にいると、修行の末に改心したという話もまんざら作り話ではないのかもと思う。

有名な五百羅漢では、3人組の女性グループの楽しげな笑い声が響いていた。手に持った鮮やかなライトグリーンのバッグには
「Established July 11, 1938」
という文字がデザインされている。海外のものかしら、ちょっと素敵だな。確かに女同士の小旅行は楽しいよね。桜もきれいだというから今度はママ友たちと花見にでも来ようかな。

「ママー、もう行こー。」

花音が退屈し始めたようなので「蔵づくりの街並み」へ向かうことにした。古くは江戸時代の蔵が残る情緒あふれる通りで、タイムスリップしたかのような街並みは圧巻だ。

川越のシンボル「時の鐘」を眺め、あちらこちらと蔵を見ながら、中ほどにある「川越まつり会館」に立ち寄る。館内ではお囃子を聴きながら、豪華絢爛な山車を間近で見ることができた。この山車は毎年10月に催される川越まつりで実際に曳き回されるものの一つだという。是非その動いている姿をまつりの中で見てみたいものだ。

子供が大好きな「菓子屋横丁」にも足を延ばす。石畳の小道の両側には昔懐かしい駄菓子を売る店が並んでいて賑やかだ。

「あんずは買うよな。ソースせんべいに梅ジャムだな。麩菓子もおいしいよな、花音!」

完全に子供をダシに使っている。甘党だからねぇ、パパは。やせ型なのにお腹だけは出てるし。前に花音が歌ってたっけ

「パパのおなかは気持ちいい~♪ポヨポヨポヨーン♪」

また歌われちゃうよ?でも花音も嬉しそうだしね、今日は大目に見るか。

久しぶりに家族でぶらぶらと散歩したのでゆっくりしちゃった。気がつけば、すっかり影も長くなってきている。

さあ、おうちに帰ろう。

花音ちゃんファミリーが回ったルート

花音ちゃんファミリーが回ったルートマップ

マップはこちら(PDF)

お子様も食べられるうどんを中心としたランチメニューもございます。

具だくさんのけんちんうどんや小さめのどんぶりメニューもご用意しております。

甘味処 川越 あかりや

〒350-0043 埼玉県川越市新富町1-9-2 (川越湯遊ランドさんのとなり)
TEL / 049-222-0413

PAGE TOP