小江戸川越七福神めぐり
川越散策を兼ねて七福神めぐり
川越には数多くのお寺がありますが、中心市街地に七福神を祀っている7つのお寺があります。そこを巡るのが「七福神めぐり」です。初詣を兼ねてお正月に人気の行事ですが、もちろん普段も参拝することができます。
全行程は約6キロメートル。だいたい半日で周れる距離です。小江戸川越七福神めぐりが人気なのは、途中で喜多院や菓子屋横丁、蔵づくりの町並みなど、主な観光スポットに寄れるようにうまく配置されていることです。「川越は一度行ったことあるから・・」という方にも七福神めぐりはおすすめです。お寺ごとの趣きの違いを発見するのも面白いと思います。
七福神とお寺の紹介
第一番 毘沙門天(妙善寺)
まずはJR川越駅よりほど近い妙善寺。ここには仏教の守護神で多聞天とも呼ばれる毘沙門天が祀られています。鎧・かぶとに身を包み、持っている鉾によって邪を払い、福徳を授けるとされています。境内には川越さつまいも地蔵尊もあり、毎年10月13はサツマイモの日とされ、いも供養がされます。
第二番 寿老人(天然寺)
16号バイパスのすぐ近くにある天台宗のお寺です。寿老人は中国の神様でなんといっても長寿の神として有名で木像が祀られています。
第三番 大黒天(喜多院)
天然寺からここまでは少し歩きますが、分かりやすい一本道で途中には四季折々の草花が楽しめる中院もあります。大黒天は名刹・喜多院の本堂の右手に祀られており、もとは古代インドの軍神であったのが室町時代以降、日本では糧食・財宝の神となったようです。
第四番 恵比寿天(成田山)
大黒さまとならび有名な恵比寿さまは成田山に祀られています。鯛を抱えた福々しい姿は馴染み深いものがあります。七福神の中で唯一日本生まれの神様ってご存知でしょうか?大漁すなわち福をもたらしてくれる神として古くから人々の尊信を集めています。
第五番 福禄寿神(連馨寺)
毎月8日の呑龍さまの縁日でにぎわう連馨寺の本堂に祀られています。幸福・高禄・長寿の三徳をそなえて人々に与える福の神です。
第六番 布袋尊(見立寺)
蔵づくりの町並みを抜け、菓子屋横丁に寄り道すれば、すぐ裏手に浄土宗の見立寺(けんりゅうじ)があります。布袋尊は古代中国に実在した禅僧で、常に笑みをたたえて福々しく、突き出たお腹・粗衣をまとった姿は物事にこだわらない人格の大きさを感じさせます。度量の大きい人物になるという願いを込めて信仰されたそうです。
第七番 弁財天 (妙昌寺)
紅一点、七福神のなかで唯一の女神です。弁舌・芸術・財福・延寿の福徳を有する神として古くから人々が信仰を寄せています。帰り道は情緒ある大正浪漫通りから川越随一のショッピングエリア・クレアモールを通り駅方面に向かいます。
スタンプ用紙と七福神マップをプリントしよう!
お寺ですのでご朱印をいただくこともできますが、無料でゲットできる七福神スタンプを集めるのも楽しいです。私も集めたことがあるのですが、ノートに押したスタンプでさえ、全部集まると何かご利益があるように感じてしまうのが不思議です。ちなみに小江戸川越七福神霊場会のホームページには専用のスタンプ用紙が配布されています。
●→専用スタンプ用紙をダウンロード